【STTOKE ダブルポーチ】個体差も楽しめる!製作チーム「ファットインターナショナル」へインタビュー

【STTOKE ダブルポーチ】個体差も楽しめる!製作チーム「ファットインターナショナル」へインタビュー

廃棄されるはずのエアバッグを再利用!個体差も楽しめる『STTOKE ダブルポーチ』が誕生しました。

そこで今回は、ポーチを製作するファットインターナショナルの工房 (東京・両国) を訪問。

バッグデザイナーの小石さんに、「エアバッグ再利用の背景」や「STTOKE ダブルポーチの特徴」について伺ってきました!

エアバッグ再利用の背景を教えてください

▲エアバッグで作ったポーチ

小石さん:廃車の99%のパーツは再利用されますが、残り1%はできていませんでした。それがエアバッグです。年間の廃車数は約300万台もあり、エアバッグはその倍 ── 600万個にも上ります

でも再利用するには手間がかかるんですよ。回収しても汚れていたら染めないといけなかったり、縫製もしないといけなかったり。

── ではなぜ再利用しようと決意したのですか?

小石さん:エアバッグに使われる「66ナイロン」という素材に着目しました。命を守るための素材だからとても頑丈なんです。そう簡単には破けません。

とはいえ再利用をはじめた2016年は、SDGsがまだあまり浸透していなかった時代。2〜3年は地道に活動していました。

でも2019年にフランスの某メゾンブランドから声がかかり、彼らの定番エコバッグの素材に私たちのエアバッグが採用されたんです。

 

STTOKE ダブルポーチの注目ポイントは?

小石さん:やはり66ナイロンの耐久性ですかね。グイグイと生地を引っ張ってみてください。びくともしないはずです。

── たしかに切れたりほつれる感じが全くありませんね。

小石さんこのポーチひとつあれば外出できるようにしたかったので、ホルダーのほかにジッパー付きのポーチも備え付けました。貴重品が落下する心配もありません。

── 同じカラーでも若干色の出方やシワ感が違うように見えます。個体差でしょうか?

小石さん:そうですね。国産車から外車まで、解体工場に持ち込まれる車は様々。車種によってエアバッグのサイズや形状、質感まで異なります。それらをまとめて回収するため個体差が生まれるんです。

しかし、これがアップサイクルの良さだと考えています。これまでのファッション業界には個体差NGの風潮がありましたが、今は「リサイクルを通じて個体差を楽しむ時代」だと思っています。

── これからのファッション業界を象徴するようなホルダーですね!本日はお忙しい中ありがとうございました。

小石さん : こちらこそありがとうございました。

 

現在受注停止となっております。

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